吉原くん炎上す

ムード満点なシュチュエーションだったけど、特に手を握るでもなく、キスをするでもなく、その日は紳士的に吉原くんは部屋まで私を送り届けてくれた。

翌朝は5時起きだそうな・・・。


タオルケットを被ると私はすぐに眠りに落ちてしまった。


はっと目が覚めるともう翌朝。

それでも就寝時間が早かったせいかすごく快調。

既に朝食の用意をしていた吉原くんのお母さんと雑談をしながら手伝いをして、朝食を食べ、朝の畑仕事を終えると吉原くんのお母さんが私と吉原くんを下諏訪の駅前まで車で送ってくれた。

吉原くんのお母さんはその後に弁護士と相談があるそうでそこでお別れになった。


すごく私との別れを惜しんでくれて、私もすごく嬉しくってちょっとホロッとしてしまった、柄にもなく。
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