吉原くん炎上す
怪訝な顔で吉原くんは私をジっと見ている。
「じゃあどうする?」
一向に反応がない私に痺れを切らしたみたいだ。
「警察や学校に言っても、きっと吉原くんはやめないでしょう?」
「どうだろう?わからないな」
「いや、きっとやめないよ。だから私は吉原くんがそんな事をする気が失せるまで徹底的に闘う事にする」
勢いとは言え、めちゃくちゃな事を言っているってことには気がついている。
でも、これが本心。どう闘うなんかなんて考えてなかったけど。
おかげで吉原くんもは?って顔をして固まってる。
「何・・・?」
「何???闘うの。吉原くんとね。徹底的に社会的に抹殺されるくらいに闘ってやるの」
勢いでなんとか押し切る私。