強がり♀×俺様♂
「なぁ麻希、

俺の前ではさ、

弱くなっていいんだぞ?

俺は、

お前の弱いとこも

全部が麻希だと思ってるから。

あんまさ、

俺の前までムリすんなよ?」

「潤…。」

「俺さ、

お前の事はじめて見たとき、

なんか、

一目惚れしちゃってさ。

ダセェけど、

すんげぇ今まで好きだった。

だから、

俺のこともっと信じて??」

「潤…。」

潤にはやっぱり言えないよ…。

せっかくすきだって言われてるのに、

怖いよ…。

嫌われたくない。

ヤダよ…。

「麻希?

話したくなかったら、

今度でもいいぞ?

もぅ、お前んち着くし。

無理して話すことないから。

俺はいつでも待ってる。」

「潤は、優しいね。」

潤は、女の子には誰にでも

甘い言葉をかけていそうな、

そんな雰囲気がして、

怖いよ…。

「鈍感。」

「潤?何怒ってんの?」

ウチなんかした?
< 9 / 26 >

この作品をシェア

pagetop