愛はそこにありました。
「アタシ…弥門の…」


思わず距離をあける…


聞きたくない



でも聞きたい



「何ヶ月ですか?」


「あ…もうすぐ産まれるの…」



それだけで答は十分だった



アタシと付き合う前に…

アタシを口説いてる間に…


弥門はこの人と…



「…お大事に」



その場を離れようとするアタシに


「ごめんね…」



あぁ…


終わったんだ…



弥門の誕生日

一緒に過ごしたかったな…



おめでとうぐらい


言わせてほしかったな…




アタシの携帯から


弥門が消えた…
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