愛はそこにありました。
「…さぁん?…ゆあさぁん!」
店の女の子に呼ばれてハッと気づく
もう
伽羅谷サンもよし君もいなかった
なんだったんだろう…
……………………………
アタシはただ今
ミューズ前のカフェで
暢気にティータイム中(笑)
買物してからそのまま出勤したアタシは
来るのが早過ぎて
時間潰しするはめに…
ゆっくり本読めるからいいけどさ♪
(…男は言った…俺の女になって…)
はぁ…あれは夢だったのかな…
ふと、顔をあげる
あれ…アタシはまだ夢を見てる?
「ゆあ…チャン…」
まだミューズは開店前
なんで?
「会える気がしたんだ」
「えっと…あの…「告っておいて連絡先聞いてなかったしさ」」
あ…そうだった…
「自分の女の携帯知らないなんておかしいし(笑)」
慌てて赤外線通信する…
「まだ…返事してませんけど…」
「まぁ…俺の勘でしかないけど…俺はゆあちゃんに最高の物をあげられると思うよ」
「でも…伽羅谷サン今が1番大事な時じゃ…」
「女一人に潰される程、俺弱くないよ?」
笑ってアタシの顔を覗き込む
「でも…「博斗って呼んで?」」
「彼氏は名前で呼ばなきゃね?」
「…ひ…ろとさん」
アタシ…きっと顔真っ赤だ…
「じゃあ…行こうか(笑)」