愛はそこにありました。

ﾐｭｰｽﾞのｼｽﾃﾑも
この不景気で変更を繰り返し…


ｱﾀｼは今住んでる部屋の半年契約と退職金を引き換えに

ﾐｭｰｽﾞを辞めた



さすがにｽｶｳﾄもなく
お客さんに頼まれ

ｸﾗﾌﾞ ｸｨｰﾝに入店した




……………………………

乃愛の為に頑張る！

半年で新しい部屋も見つけなきゃ！


はりきってﾃｰﾌﾞﾙにつく


「はじめまして〜ゆあ…ﾃﾞｽ…」


どこかで見た人…

この超々ﾛﾝｸﾞ…


「ｱｷﾅ…ﾁｬﾝのﾊﾟﾊﾟ？」


「あ？…どっかで会った？」


忘れてるし…

「忘れてるならいいや♪」

ｲﾁﾞﾜﾙされたお返しじゃ（笑）

「前どこの店よ？…教えろよ…」

態度わるっ(汗)



「ｱﾀｼの娘…のあ」


「お前…ﾐｭｰｽﾞの？」

お！覚えてた！


それから子供の近況や仕事の話で盛り上がり


ｶﾞﾀｲのいい職人ｻﾝは

「吉村 和樹(ｶｽﾞｷ)」




ふと…

和樹ｻﾝが煙草を出した


横の女の子が火をつける

断る和樹ｻﾝ…

「俺…そんなに偉くないから（笑）」



あれ…どっかで聞いた事ある…



「あ…早川のｺｳﾒｲｻﾝから電話だ…」

店から出ていく和樹ｻﾝ…



早川のｺｳﾒｲｻﾝ？

戻ってきた和樹ｻﾝに聞いてみる

「早川のｺｳﾒｲｻﾝって…早川組の？」


「あ？お前知ってんの？早川組のｺｳﾒｲｻﾝ…」


「昔よくｼｭｶﾞｰに連れてってもらってさ…奢ってもらってたから頭あがんないんだ（笑）」


ｼｭｶﾞｰって…



あれ…
ｱﾀｼ…

この人と何度も逢ってた？