愛はそこにありました。
誕生日も無事過ぎていった…

朝日の中、部屋へ帰る


親からはメールだけ

「お誕生日おめでとう!何歳になった?」


アンタがアタシを産んだんだろ?


アタシが親になったら
アンタみたいにはならない



誕生日にはケーキを焼いて…



「あの…っ…ゆあさんっ」



は?

振り向くと

上品なホストスーツのイケメンが汗かいて立ってる…


「お誕生日…おめでとう…ございました」



「え…あ…ハィ…ありがとうございます…」



アタシは少し距離を置き

挙動不審なホストの様子を伺う…


うちの前じゃなくてよかった…と一先ずホッとしたりして…




「あ…ビックリさせちゃったよね…ちゃんと説明させてくれるかな…立ち話もなんだから…あそこのカフェでどう?」


怪しい奴じゃないから…と付け足す挙動不審ホストと
アタシはカフェに向かった




ヤクザサンだって「俺は怪しくない」って言うよ?
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