愛してる
病院に行かなくなってから3日がたった。

なんとなく行きずらかった。私が幼すぎて。拓は大人だって感じたから。





私は学校に行くことも出来ないまま、ずっと家にいた。






『ピンポーン』



誰だろ?



「はあい?」



どわの前には拓のお母さんが立っていた。



「由緒ちゃん、」



「私、今病院に行きずらいんです。」





「あのね由緒ちゃん!」



「だからしばらく行くことはもう出来ません!ごめんなさい。」




「由緒ちゃん!病院に行ってあげて!拓にあってあげて!」




「なんで?」




「拓最近ずっと悲しそうな顔して空みてるの。」





「えっ。」




「だからお願い!」





「すいません。」





私はどわを閉めた。



涙がこぼれた。




なんの涙かは分からないけど。






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