取扱説明書




ありえないほどコイツの前で泣いた。
ずっと頭を撫でたり背中をさすったりしてくれた。



「ね、保健室行こう。気持ち悪いでしょ?」




軽く頷くと私の鞄をとブレザーを持ち支えながら保健室まで来てくれた。
普通だったら断ってる。
でも今日はそんな余裕がなかった。




保健室だって何されるか分からない。
だけどコイツを信じてみた。








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