取扱説明書
「別に」
この人うざい。
どうせ心配なんてしてないくせに、
「そっか、良かった!あっ、俺高橋優太」
コイツもどうせ外見良ければ中身なんて見ようともしないクズの1人でしょ、
今までこんなにも暗くても告白なんてしょっちゅうだった。
こんな外見になんて生まれたくなかった。
「そこ、静かに」
「ヤベッ…」
先生に注意された。ざまーみろ、
でも内心ほっとした。調子が狂うような気がしていたから…
認めたくないけど外見はカッコいい。
声は明るめ、さっきの会話からして明るい感じで皆を和ませたり盛り上げたりする役目かな?
人と関わらないうちに人間観察が趣味になっていた私。
休み時間とかもギャーギャー騒いでる女子を見てその人の性格とかを分析したりして…
結構楽しかったりね。