取扱説明書


キーンコーンカーンコーン…


チャイムが鳴れば、
私の周りは人で一杯。



「よろしくね~」

「ゆあって呼んでいい?」

「アド交しない?」




こういうの正直言ってめんどくさい。

それにこういうのはじめだけだし、



私は黙ったまま。
別に返事なんてしなくて良いでしょ?


そんな中、


「はぁ~い!おしまいおしまい、ゆあが怖がってるじゃん、もう、」



…は?

一瞬何が起きたのか分からなかった。



アイツが…
なんで?



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