年下俺様王子LOVEキッス
財布の小銭がバス内に転がり落ちる
「す、すいません!」
「ちッ 早くしろよ」
ひいいッ
するとわたしの後ろから手が伸びてきた
え…?
『くそッ、てめぇも気づいてんなら拾えよ』
その人と目が合う
「だッ大翔くん?」
沈黙…
彼はわたしに小銭を渡した
「へ?、あ、りがとうございます!」
バスが止まる
わたしは彼の服の袖を掴んだ
なんだよみたいな顔してわたしを見る
「あの、助けてくれたお礼したいのでご飯ご馳走させて頂きます!」
わたしはそう言って彼の袖を掴んだままバスから降りた
…待てよ?
わたし何やってんのー?
しかもバスから下ろしてきちゃったし…!!
きゃあぁ〜(泣)
わたしは彼に向き直る