年下俺様王子LOVEキッス
着いたのは小さい公園
大翔くんはわたしの手を引きながら水道に近づいていった
「大翔くん?」
大翔くんがポケットからハンカチを取り出す
そのハンカチは水に濡らされていった
「ねぇ、大翔くん」
すると頬に冷たい感覚がはしった
『これ、使えよ』
そう言った彼の手には水で濡らされたハンカチ
「ありがとう!」
わたしは笑った
『これ、やるから』
「え?でも」
これじゃぁ…貴方から貰ったハンカチが2つになっちゃうよ?
『行くぞ』
大翔くんはそう言うとわたしの手を引っ張った
いまだに繋がれている手
「あの!」
わたしは声をあげた
『何だよ』
「え、えと」
視線を繋がれている手に戻す
ふと大翔くんの方を見たらまるで苺のように頬を赤く染めていた
繋がれていた手が熱い…
『ごめん‥』
そう言うと手をパッと離された