恋は甘く、ときにはほろ苦く…(完)




「初めてでさ、その家庭教師を夜遅くなるまで教えてもらったから母さんに駅まで送れって言われてさ。」





…家庭教師?




「ごめん。心配かけて」




そっと桜の頭を撫でる。



…もしかして、私の勘違い?




やっちゃった。




恥ずかしさで下を向いてしまった。




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