恋は甘く、ときにはほろ苦く…(完)




「ねぇ、凪は優しい?」



「え、あ、はい」




「凪は今でもサクラのこと好き?」




一瞬、そのサクラがどんな意味なのかわからなかった。




「ふふふ。サクラは桜の木のことよ」




可笑しそうに笑う彼女。



「はい…」




「そう…知っていた?彼、元々は桜は好きではなかったのよ。」




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