恋は甘く、ときにはほろ苦く…(完)




「でも私に出会って、彼は桜が好きになった。この意味わかる?」




わからないほど、私は子どもではない。




「つまり、桜が好きな凪くんは今でも桜が好き。…まだあなたのこと、好きって意味ですか」




鋭い目付きで彼女をみた。




「ふふふ。よくわかっているじゃないの。―だから、別れなさい」




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