恋は甘く、ときにはほろ苦く…(完)




「凪を悲しませたくない。そう思っている、無理やり別れたのよ。」




凪さえ知らない、朔良しか知らない真実。




「…好きなのよ。大好き。でも別れて、時々メールとかきて…よりを戻したかった。…でも戻せなかった」




ふるふると彼女の手が震えている。




「死ぬかも知らない、…そう言われていたから」



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