恋は甘く、ときにはほろ苦く…(完)








―喫茶店




「んで、話しって」




朔良のことを一度も見ないで、聞く凪。




朔良はついスカートの裾を握った。




「話しは…大事な話」




「確か、俺たちの別れ話のことでしょ。わかっているよ。きみが、浮気をしてそっちが良かったんだろう」




冷たそうに言う凪。




無理やり別れ話をしたときは、理由は浮気にした。




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