恋は甘く、ときにはほろ苦く…(完)




しかし一秒の差で、彼が私の手首を掴んで離さない。




「離してよ」




少し涙目になりながら言う桜。




桜は彼に押され、壁と当たっていて逃げ場をない。




「離したくない」




鋭い男の瞳。




彼は桜の顎を持ち上げ、いきなり唇を奪い去った。





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