恋は甘く、ときにはほろ苦く…(完)




「ねぇ、桜。俺は2年前桜を傷つけてしまったんだ。…自分の不甲斐なさに悔やんだ」




まだ私のこと名前で呼んでくれる。




―嬉しいようで、切ない。




「…これが俺の答えだ」




でき終わったの絵をくれた。




「―俺は、朔良先生と付き合ってないよ」




そう言い残して、彼は美術室から出た。






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