恋は甘く、ときにはほろ苦く…(完)




「付いてきて、欲しいな」




咲良の言う通りに付いていった。








ここは空き教室か。





無造作に机を椅子だけが置いてある。




「それで…話したいことって」




「…とぼけないでよ」




咲良の目付きが変わった。




「知っているでしょ。私が凪しかいないの。なのに…凪は桜ちゃんと遊びにいった。」




…私を誘ってくれなかった。




そんな風に聞こえた。




< 46 / 281 >

この作品をシェア

pagetop