恋は甘く、ときにはほろ苦く…(完)




「何かいつも思うんだけどさ、宍倉って桜のこと気に入っているよね」




宍倉が去っていった方向を見ながら、言った。




「そうかな~?たまたまだよ~」




嫌そうに由利の顔を見る。




「そうだよね。桜には青木くんがいるもんね」




なにやら納得したみたいで、自分の席へと帰っていった。




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