~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅳ 竜と超能力の王
序章:闇黒世界のコンフェレンス;Nobody Know.
暗い、暗い部屋の中。
会議室のような、長机がコの字型に並んだ部屋。
窓はもちろん、電灯なども一切無く、唯一あるのは真ん中にあるロウソクが一本。
七人の影がそこにあった。
「ネロが、“法皇(ハイエロファント)”がやられましたね」
一人の影が呟いた。声色は高く、しかし感情はこもっていない英語は女のものと思われる。
「やはりまだ時期尚早だった、というわけか?」
今度は別の影が呟く。低く地を這うような男の声。
「“戦車(チャリオッツ)も失ってしまいましたしねぇ」
次に口を開いたのは別の男。ロウソクの明かりに揺らめく白髪がさらりと流れる。
会議室のような、長机がコの字型に並んだ部屋。
窓はもちろん、電灯なども一切無く、唯一あるのは真ん中にあるロウソクが一本。
七人の影がそこにあった。
「ネロが、“法皇(ハイエロファント)”がやられましたね」
一人の影が呟いた。声色は高く、しかし感情はこもっていない英語は女のものと思われる。
「やはりまだ時期尚早だった、というわけか?」
今度は別の影が呟く。低く地を這うような男の声。
「“戦車(チャリオッツ)も失ってしまいましたしねぇ」
次に口を開いたのは別の男。ロウソクの明かりに揺らめく白髪がさらりと流れる。