～異種魔法異能力挌闘SFファンタジー～ 帝竜 -ﾐｶﾄﾞﾉﾘｭｳ- Ⅳ 竜と超能力の王

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「生徒会？」

「そ、普通高等部のな」

　麟紅が変な顔で聞き返すと、台所で何かをしている男が答えた。
　普通高等学区、商業区のビル群の真ん中に不自然に建った洋館。表面にはつたが絡み、いかにもそれらしさを演じている。
　ここが先にも出た魔法使いの小集団、＜黄昏の翼＞事務所。
　声の主はどうやらコーヒーを作っているようだ。

「俺の後輩がいて、お前の先輩がいるところ。同級生もいたりすんのか？」

「まあダチが一人な」

　麟紅は手に持った缶のコーラを一気に口に流し込んだ。同時に、台所から声の主が現れた。