~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅳ 竜と超能力の王
「おいおい、表へ出ろって……」

 思いっきりケンカの言い方なんだけど、とは言わないし思ってもいけない。璃寛は心を読んでくるから。

「なんだ? じゃあ一度手合わせしてみるか?」

 案の定読まれていたようで、璃寛は笑っているのか何でもないのかよくわからない表情で庭に出た。歩いて行くのか? 別に遠いわけではないがそれはそれで面倒くさい、と麟紅が考えていると、

「ふ、そう言うと思ってカークからバイクを借りておいた」

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