~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅳ 竜と超能力の王
「ハァ、助かった……」麟紅は大きく息を吐き、「悪かったな、勝手に他人様(ひとさま)の家に……」上がりこんで、と言おうと少年の方を振り向くと、そこにあったのはさらに強い驚きに出会った表情があった。
「今の……Code.0005(ザ・ファイヴ)……?」
「あ?」と麟紅の眉がつりあがった。
「テメェアイツのこと知ってんのか!?」
慌てて立ち上がり、少年の胸倉をつかむ。
常人なら誰もが恐れるその紅玉髄(カーネリアンカラー)の瞳を見ても、少年は表情を平静に戻すだけ。そしてゆっくりと答えた。
「今の……Code.0005(ザ・ファイヴ)……?」
「あ?」と麟紅の眉がつりあがった。
「テメェアイツのこと知ってんのか!?」
慌てて立ち上がり、少年の胸倉をつかむ。
常人なら誰もが恐れるその紅玉髄(カーネリアンカラー)の瞳を見ても、少年は表情を平静に戻すだけ。そしてゆっくりと答えた。