【完】俺の守護霊
「―――――――い、――――――――きろ!」
肩を叩かれてあたしは目を開けた。
「やっと起きたか」
起き上がるとすぐ横には表情1つ変えない先生。
いつの間にか寝てしまった…
『あたし、いつの間に寝てた!?』
「静かになったと思って見たらぐっすり。人が一生懸命仕事してる横でな」
『よく寝た〜!』
そう言いながら気持ち良く伸びをした時、
パサ……
あたしの肩にかかっていたらしいタオルケットが床に落ちた。
『これ…先生が?』
落ちたタオルケットを広い上げる。
「他に誰がいるんだ」
先生はあたしの手からタオルケットを取り上げて丁寧に畳みはじめた。
『…別にいいのに』
「お前、寒さは感じるんだろ?じゃあ風邪も引くんじゃないのか」
先生は畳んだタオルケットを傍に置いた。