【完】俺の守護霊
しばらくして。
お粥を持ってきた美緒。
『はいっ、あ~んしてっ!』
お粥を乗せたスプーンを俺の口へと運びながら言う。
うわっ…
誰も見てないだろうけど、かなり恥ずかしい。
「いいって、食べれるから」
俺は美緒の持つスプーンに手を伸ばすと、
『ダ~メ!大人しく食べてよ!』
俺に取られない様にスプーンを遠くにやる。
「美緒さん、かなり恥ずかしいんですよ」
『大丈夫!あたししか見てないから、ね?』
美緒しかいないって…それは分かってるけど!
やっぱりなんていうか…
いい年した奴がお粥を食べさせてもらうって抵抗が…