【完】俺の守護霊
『そうなの!元通りっ!あ、聞いて先生!あのね〜翔ね〜あたしがいないと…』
うわぁー!
「待て!」
俺は慌てて美緒の口を塞ぐ。
「眠れないんだろ?」
そう言って真山先生はニヤっと笑う。
う…
恥ずかしい。
「それなら安心しろ。こいつもお前と離れてる間、寂しかったみたいだぞ…寝てる時に」
『うわぁ!ダメだって先生っ!』
美緒は慌てて真山先生を止める。
「寝てる時に?」
俺が笑いながら美緒に聞くと、美緒は赤くなりながら、
『それならあたしも真山先生の秘密知っちゃったもん』
そう言った。
「秘密?」
まぁー真山先生はいろいろ秘密がありそうだけど。
「あれは秘密ではないだろ。俺がお前に話したんだし。ほら、仕事に行け」