【完】俺の守護霊
■第4章■
ハロウィン
暑いと思っていた頃から、あまり日は経ってないのに涼しくて長袖を着始めるようになったもうすぐ11月だと言うこの日。
『次はこっち』
俺の前をどんどん歩いていく美緒に付いていく。
最近寒くなったせいで、さすがに美緒も俺にしか見えないといったって半袖でいるわけにはいかないだろうと思った俺は、
病院の帰りにショッピングモールによって美緒の服を買うことにした。
…でも。
俺1人で若い子達がうじゃうじゃいる店に入るのはすごく気がひける。
美緒が自分好みのを探してる間、俺がうろうろしていたら完全に変な目で見られてしまうだろうし。
「美緒、俺ここら辺にいるから何着か良いと思ったのがあったら呼んで」
店に入る美緒に声をかけてこの階の専門店街を見て回る事にした。
明日がハロウィンと言うことでどこもかしこもハロウィンを意識したディスプレイやセールがあっている。