【完】俺の守護霊







「…川島には言ってるのか?」







あたしの腕を離して元の椅子に座る先生。








言おっかな?って思ったんだけど。







気付くまで言わないつもり。








『翔はね、まだ気付いてないの。だから、気付くまで何も言わないつもり』







「まだ気付かないのか。鈍感だな」







フッと馬鹿にしながら言う先生。






翔に気付かないように気を付けてるんだよ。







最近は一緒にいる時、透けてないか最近はヒヤヒヤしてる。








あたしは気付かないように最近は翔の周りにいないようにしてるんだ。


















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