【完】俺の守護霊





向かったのは、受け付け嬢の目の前。


『バイバイおばさん!』



いきなり受付の方に行ったと思ったら、受け付け嬢を目の前にして彼女が言った言葉。


…しかし、受け付け嬢は何も聞こえなかったかのようにパソコンを打っている。



『お〜ば〜さん!』


その子さっきよりも大声で叫び、受け付け嬢の顔の前で手をブンブン振る。



おい…


まだ若いのにおばさんて。



が、やはり受け付け嬢には聞こえてないようだ。



あれだけ言われて無視はしないだろ…。


それどころか俺を見て


「お疲れ様です」


といつもの笑顔で言ってきた。



……本当に見えてないのか?


「あ…お疲れ様…」



俺はゆっくりと病院を出た…








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