【完】俺の守護霊
何で美緒がここに?
あの時ちゃんと成仏出来たんじゃないのか?
「…美緒……?」
混乱する頭に、あまりに驚いて動かない足。
やっと絞りだした声は、名前を呼ぶ事が精一杯。
俺の呼び掛けにこっちを向いた美緒。
「おそーい!今、何時だと思ってるの?ってか寒い!早く中入れて!!」
立ち上がると、俺の元へ来て腕を引っ張る。
俺は訳が分からないまま、美緒に鍵を奪われ家の中に押し込まれた。
メニュー