【完】俺の守護霊
美緒探し
…住み始めて今日で4日目。
すっかり俺の家を自分の家のように利用している美緒。
ちょっとは遠慮とか無いのか。
「なんでソファーで寝てんだよ」
『だって眠たかったんだもん』
答えになっていませんけど?
『あ、でも!夕食はちゃんと作ったんだ〜!』
美緒はキッチンへと歩いて行く。
美緒と住み始めて変わった事は、俺がベッドで寝れなくなった事…
まぁ幽霊とは言っても一応女の子だからな。
そして、家事などやってくれるようになった事。
帰ってくると料理が出来てて
自分が作らなくていいってすごく便利。
ただ…
「美緒…」
『ん?』
「これ、味無い」
味覚を感じない美緒にはちょっと難しいみたいだ。
出された料理…
全部が味が無いに近く薄い。