【完】俺の守護霊
ここは慎重に探さないと。
『翔は?どうするの?』
「俺?俺は、仕事」
『え?あたし1人で探せって言うの!?』
少し怒った顔で俺の顔を覗き込む。
「違うって。診察が終わったら、入院患者で最近亡くなった人探すから」
一応、俺診察しないといけないし…。
動き回る時間なんてあんまりないし。
『…分かった。とにかく、あのおばさんの所でカルテ見ればいいんだよね!』
渋々了解した美緒はそういいながら頭を俺の肩に乗せてきた。
…はぁ。
なんか、甘えるちょっと大きな猫みたいな…