【完】俺の守護霊
現れた守護霊
今、俺がこんなにも美緒のせいで疲れているのは4日前にまでさかのぼる。
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「おはようございます!」
いつも通り病院へ入るとすぐ、朝から元気な事務の子に挨拶される。
毎日この子も大変だよな。
患者や見舞い客が病院に来て一番始めに見る顔。
言えばここで病院の雰囲気が決まるかもしれない。
病院の、顔。
どんなに辛くても、できるだけ朝から笑顔でいないといけないんだから。
俺は朝からあんなに元気良く挨拶なんて出来ない。
「おはよう。」
感心しながら挨拶を返し、内科病棟の方へと足を進める。
その途中でも、すれ違う沢山の患者や看護師に挨拶される。
そこまで気分は上がらないが、できるだけ笑顔でそれを返しロッカー室へと入る。
自分のロッカーを開け着替え……とまではいかないけど白衣を取出し、身につけると医局に顔を出してから診察室へ。
外来診察が担当の日は午前中は大体朝9時〜12時半まで診察する。
緊急で時間外に診察することも、患者が多くて時間が大幅に下がることも良くある。