【完】俺の守護霊
「それは多分お前が気付いて欲しいと思ったからじゃ?お前が見られたくない、気づいて欲しくないと思えば多分見えなくなるだろ」
『あ…そうかも』
納得。
って言うか、この先生なんでこんな普通に驚きもせずあたしと会話してるの!?
なんか…
ある意味
『先生怖っ!』
幽霊より怖いじゃん。
「は?」
ビックリしたような顔で、でもどこか冷たい表情の先生に対し、あたしはそう言って診察室を出て翔の診察室へと向かった。