野球バカ☆
寒空の下、私は違う部活のマネージャーをしていた。
私は泥で汚れたボールを磨いていた。
遠い運動場の端で、私の好きな人はいつも輝いている。
野球部でキャッチャー―――。
一番、輝いてる……。
私はボールを磨いている手を止めて、君から目が離せなくなった。
野球に真剣な所が好き。
どんなに同じような服装をしていたって、
私は君を見つけられる。
私には、君を見つけられる力が自然と付いてしまったらしい。