未定
第一章

MEMORY

お母さんが他界して5回目の夏。
蒸発したはずのお父さんから一通の手紙が届いた。

―‥-内容は…

――――――――――――――
美桜へ
元気にしてるか?
父さんはな、今借金返すために毎日働いてるよ。
すまない。今まで連絡も取らなくて、迷惑かけた。
それでもう一つ迷惑をかけることになるんだが、今お前が住んでいる家を売らなくてはならなくなった…。

一応、連絡先を書いておく、住むとこないならおいで。
〒〇〇〇-〇〇〇〇
〇〇県〇〇市〇〇-〇〇〇
電話番号
〇〇〇-〇〇〇-〇〇〇〇
父さんより

――――――――――――――

驚くことも忘れてしまう程ショックを受け、そのまま外に飛び出していた。
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