あの日忘れて来た宝物
−2年前

中学2年生のころの私は普通に恋をしていた。

同じクラスの田山大智に。

バスケ部で頑張っている彼に私は恋をした。

同じクラスだからいつまでも会えるけど、
クラスではほとんど寝てる所しかみたことがないし…

とにかく!!

見てるだけで私は幸せだった。

−ある日

いつものように体育館へ行こうとしたその時、
「瀬野さん?」
『へっ?』
いきなりだったから、マヌケな声を出してしまった。
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