太陽と花~思い出のひまわり~
「花・・・?」



麻里の何か聞きたそうな目。



たぶん、最後の太陽君の言葉を聞きたいのだろう。



でも、話したくても話せない。



誰かに話したら・・・


好きって言っているようなもんだ。



今までの経験上、友達に「気になってる人がいる」と言った時点で、


「好き」と思い知らされる事が多い。



まだ、私は好きではない。



ただの上司と部下。



そうでなくてはいけない。



そう・・・思いたい・・・。



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