太陽と花~思い出のひまわり~
そして、金曜日の定時後。



裕一は嬉しそうに私を迎えに来てくれた。



「もーりしたさん!」



私がパソコンに夢中になっていると、裕一が私の肩を叩いてくれた。



それも、わざとらしく“森下さん”と嬉しそうに呼んで。



「まだ終わらないの?」



「あっ、もうちょっとだから。


ちょっとだけ待ってて!」



そう言うと、裕一は麻里を見つけたらしく、ちょっと席を外してくれた。




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