太陽と花~思い出のひまわり~
「夕飯何処に行く?」



「うーん、今日は私が作ろうか?」



「マジ?」



裕一の顔がパーッと明るくなる。



「そんなに凄いものは期待しないでね。」



「うん!」



何だかこの「うん!」が「ワンッ!」に聞こえて、思わず笑ってしまった。



「でも、すぐには食べられないよ?」



「それでもいい!


花の手料理が食べたい!」



まるで、シッポをフリフリさせるわんちゃんのよう。



だって、目をキラキラさせてこっちを見てるんだもの。



「じゃあ、行こう!」



そう言って、私達はスーパーへ向かった。



それも、手を繋いで・・・。



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