太陽と花~思い出のひまわり~
「そうだなぁ・・・やっぱりハンバーグでしょ!」



待ってました!と言わんばかりの顔してるし。



「しょうがないなぁ。」



そう言いながら、私と裕一は買い物をした。



手を繋いだまま、歩く。



裕一の右手にはショッピング用の籠。



何も言わずに自分から籠を持ってくれる。



そんな優しさが私には嬉しい。



結婚したらこんな幸せが待ってるのかなと、ちょっぴり想像してみた。



「どうしたの?」



「ん?結婚したらこんななのかなぁ、なんて思って。」



裕一の顔が少し赤くなった。



可愛い。



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