太陽と花~思い出のひまわり~
「ちょっと。」



後ろから男の子の声。



「えっ・・・?」



やばっ、気付かれちゃった?



すると、急に私は彼に腕を捕まれた。



怒られる?!



「あっ、あのごめんなさいっ!」



彼はキョトンとした顔で私を見る。



「今何時?」



ん?あれ?・・・もしかして怒ってない?



私は自分の腕時計を見る。



「今、2時25分・・・。」



「やべっ。昼ごはん食べ損ねた!」



えっ?



昼ごはん???



「あなたいったい・・・


何時からここに寝てたの・・・?」



彼は頭をポリポリとかきながら



「10時・・・。」



と言った。





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