太陽と花~思い出のひまわり~
「行かない!」



「何でよぉ。」



「行かないったら行かない!」



「何でそんなに拒否するのよ。」



「だって・・・。」



言えない。



あそこは太陽君との思い出の地だから、


逢ったらまた心が揺れてしまいそうだから・・・。



「花・・・何か隠してるでしょう。」



ううっ・・・。



麻里ちょっと鋭い・・・。



言いたくない私は、



「行けば良いんでしょ!行けば!」



と、言ってしまった。



やばっ・・・。



そう思った時には、時既に遅し。



「やったぁ!決まり!」



と麻里は手を叩いて喜んでいた。



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