太陽と花～思い出のひまわり～

と、その時、三上さんが


「花！よくここまでの道悩まなかったじゃん。」


と森下さんへ言った。



ん？今・・・森下さんの事を“花”と呼んだ？



俺のずっと待っている向日葵の彼女のと同じ名前？



ケーキ・・・あれ、懐かしいって思ったの、昔の花ちゃんの味に似てたんだ。



まさか、森下さんが花ちゃん？



でも、さっき軽井沢は２度目ですって言ってたし。



まさか嘘付いてる？



そんなわけないよなぁ・・・。



でも、俺はなんとなく、この２人に聞いてもらいたくなった。



俺の大事な思い出を。



三上さんは俺の話しに興味津々という顔で聞いている。



そして、もう一人の花ちゃん。



森下さんはというと、ずっと下を向きっぱなしだった。



こんな話はつまらないよな。