太陽と花~思い出のひまわり~
でも、中は明るい。



まだいるはず!



私は意を決してドアを開けた。



カランカラン♪



何故かカウンターに座っている太陽君。



「おかえり。」



と、私のキーホルダーを人差し指でクルクルと回していた。



「戻ってくると思ってたよ。花ちゃん。」



あっ、とうとうバレちゃったんだ・・・。



「鍵・・・落としちゃって。」



「ふーん。


もしかして、これ?」



クルクル回していたキーホルダーを握ると、


私に見えるように、手のひらでキーホルダーを見せてきた。


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