太陽と花~思い出のひまわり~
私はおばあちゃんに言われるがまま手を動かした。



「ねぇ?どうして急にクッキーなんて言い出したの?」



おばあちゃんが私に聞いてきた。



そりゃ、昨日の今日で何で変わったのかは気になるよね。



私は昨日の事をおばあちゃんに話した。



すると、おばあちゃんはニコニコしながら、


私にクッキー型を幾つかだしてくれた。



「これは、欠かせないわね。」



おばあちゃんが進める型・・・それはハートの型だった。



「おばあちゃん!そんなんじゃないってば!」



私は大きな声で否定する。



「はいはい。」



と、ニコニコしながら返事をするおばあちゃんは、


私の言葉を聞いているようで聞いていなかった。




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