太陽と花~思い出のひまわり~
「いいよいいよ。なんなら買う?


僕も実は食べたかったんだぁ。」



なんて、笑いながら言う裕一。



食べたいはずなんかないのに。



「いらない!これよりもっと美味しい夕食を、私が作ってあげる!」


と、私は必死に誤魔化した。



今、一緒にいるのは裕一!



ケーキと結婚するわけじゃないんだから!



ケーキが好きな人じゃなくて良いって、


あの時・・・


裕一が私を「好きだ」って初めて言ってくれた日にそう思ったんでしょ!



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